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管理職は罰ゲーム?管理職になって手に入れるものとは。

最近、「管理職は罰ゲームだ」というフレーズを耳にする機会が増えてきました。  
正直なところ、私自身も「管理職は大変だな…」と思います^^;

管理職の大変な点として、たとえば、次のような点が挙げられます。

・プレイヤーとしてのスキルとは異なる、新たなマネジメントスキルが求められる  
・多くの場合、プレイングマネージャーとしてプレイヤー業務とマネジメントを両立しなければならない  
・ チーム全体の業務把握に加え、部下一人ひとりのマネジメントやフォローも必要(ハラスメントやメンタルヘルスの対応も含まれます)  
・会社側の視点で物事を考える立場となり、責任や役割が重くなる  
・管理監督者になると、残業代がつかなくなる(でも労働時間は増えるかも…)

こうして見ると「やっぱり管理職って損だし、罰ゲームだ!」と思ってしまうのも無理はありません。

ですが、組織全体を見渡すと、管理職は現場と経営の橋渡し役となる役割を担っています。

はっきりいって、管理職のポジションがなければ、組織はうまく回りませんし、会社としての成長もできません(きっぱり)。  

それくらい、管理職は重要な役割を担っているのです!!!

こんなに重要な役割なのに、なぜかネガティブな印象が先行してしまう管理職ですが、そもそも本当に管理職は「罰ゲーム」なのでしょうか?管理職になることに、メリットはないのでしょうか?

あくまで私の主観ですが、「管理職になるメリット」について本気で考えてみました。

1.給料が上がる

まず、わかりやすいメリットとして「給料が上がる」ことが挙げられます。  多くの会社では、管理職になると役職手当がつきます。

ただし注意点があり、管理監督者になると残業代がつかなくなるため、手当がついても実質的に収入が下がるケースも出てくるのです^^;

  

特に中小企業では、手当の設定が低いこともあるので、「給料が上がる=メリット」とは一概に言えない場合もあります。

2.視座が変わる

管理職になると、経営層と接する機会が増えます。  また、社外の人とも、同じような管理職レベルの方とやりとりすることが多くなります。

こうした経験を通じて、物事の見方や考え方が変わってきます。 「自分の仕事」だけでなく、「組織全体」や「会社の方向性」を意識するように変化します。

これは、プレイヤー時代にはなかなか得られない視点であり、視座の変化は、長い目で見ると自身のキャリア形成においても大きな成果となってきます。

3.自己成長できる

個人的には、これが一番大きなメリットだと思っています。

管理職になると、新しいスキルや知識が求められます。  人との関わりも増え、時には難しい判断を迫られることも出てきます。ですが、こうした経験を通じて、確実に自分自身が成長します。

実際に、私は新任管理職の方のコーチングを担当したことがありますが、  「管理職になって手に入れるものは何ですか?」

と聞くと、多くの方が「自己成長」と答えてくれました。

人は、いくつになっても成長したいという気持ちを持っているものです。管理職という立場は、その成長のチャンスを与えてくれる貴重な場となります。

確かに、管理職は楽な仕事ではありません。でも、そこでしか得られない経験や視点、そして自己成長という大きなメリットもあるのです。

自分の成長の場として、そして組織に貢献する立場として、管理職という役割を前向きにとらえてみるのも、悪くはありません。

ぜひ「管理職は罰ゲーム」という言葉に囚われずに、「管理職は自己成長の場」というメリットにも、目を向けてみていただきたいと思います^^

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