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組織運営の転換点とハラスメント防止の重要性について

先日、あるお客様とのハラスメント研修の中で、

「人類の歴史からみると、組織運営はこれまではトップダウンが主流だったが、ハラスメントという問題が出てきて今の時代は転換点にあるのではないでしょうか?」

「ハラスメントの防止は必要だけど、こうした取り組みで組織がうまくいくものなのでしょうか?」

との言葉をいただきました。

確かに過去の歴史を振り返っても、トップダウン型の組織運営が多かったかもしれません・・・

とはいえ、まず、これまでのトップダウン型の組織運営がうまくいっていたのかどうか、という問題もあります(・・;)

トップダウンのアプローチは、指示が明確でわかりやすく、迅速な意思決定が可能な点などのメリットがあります。しかし、すべての組織がうまくいっていたわけではありません。特に、部下の意見が軽視されたり、ハラスメント的な言動が当たり前となっていて、「そういうものだ」「我慢すべきだ」という常識があったのかもしれません。

いま、時代は本当に変わってきています。現代の職場環境では、トップダウン型の運営だけでは、人は動きません。

特に人手不足の影響もあって、現代の職場では、多様な人材の活用が必要不可欠となっています。

多様な人材の活用は、組織にとってもメリットがあり、具体的には多様な背景やスキルを持つ従業員が集まることで、より多くのアイデアやスキルを得ることができます。

一方デメリット(というべきかはわかりませんが)として、従来の一方向的な指示・命令だけでは多様な人材を活かすことが難しいのが現実です。これまで通りのやり方では限界があるため、変革が求められるのは自然な流れだと感じます。

多様な人材を活用するためには、やはり、多様な考えや価値観を尊重し、受け止めることができるマネジメントが求められます。トップダウン型の指示だけでなく、ボトムアップ型の意見集約や、1対1のコミュニケーションが重要になるのです。

もちろん、これまでのトップダウン型のマネジメントが全て悪いというわけではありません。状況に応じて迅速な意思決定が求められる場面では、トップダウンの方が効果的である場合もあります。

しかし、ハラスメント的な言動は、トップダウンであれその他のマネジメントスタイルであれ、どのような場合も認められることはなく、企業としては必ず防止しなければなりません。

ハラスメントは組織の士気を低下させ、生産性を阻害し、最終的には組織全体のパフォーマンスに悪影響を与えるからです(きっぱり)。

それでは、このような変化の時代にどのようなマネジメントをしていく必要があるのでしょうか?

ひとことで言うと、ハラスメント防止と多様性を活かした組織づくりが必須となります。

これにより、従業員が安心して働ける環境を提供し、その中で多様なアイデアや視点が尊重されることで、組織全体の創造性と生産性が向上することが望めます。

冒頭のお客様のご質問のとおり、これまでの歴史からみても、現代は、組織運営の転換点に立っていることは間違いありません。

変化を恐れて逃げるのではなく、逆に今こそ、ハラスメント防止の取り組みを強化し、多様な人材が活躍できる職場環境を構築する機会だと捉えて、組織が主体的に取り組んでいくことが必要です。

弊社でもハラスメントのご相談を受ける機会が増えてきていますが、起きた後の対応はもちろんですが、起きる前の予防の取組みが、今後ますます重要な位置づけになってくるのかと思います。

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