労務管理

従業員教育費用の一部が給付される助成金制度について


現在、従業員研修など教育訓練を実施した場合に費用や賃金の一部が支給される助成金制度がいくつかあります。その中の1つである「人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)」は、従業員の職業能力開発を計画的かつ体系的に実施する企業に対してその研修費用と賃金の一部を助成する制度です。

なお、「人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)」を利用するためには、体系的に長期的に継続して従業員のキャリアアップを行うという体制を構築しなければなりません。そのためには、全社的な職業能力体系が必要となってきます。

※ 職業能力体系とは、仕事の棚卸し、仕事の見える化を行い、仕事の内容を明らかにして体系化したもののことをいいます。

また、「従業員のキャリア形成」を目的としているため、一般的なマナー研修や業務内容を学ぶ研修などは対象外となります。助成金の対象となるためには、いろいろと手間がかかる部分はありますが、当事務所では研修の企画とあわせて「人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)」の利用のご相談も承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

【ステップ1】階層別研修の企画
【ステップ2】研修内容の決定
【ステップ3】キャリア形成助成金の計画届の提出
【ステップ4】研修の実施
【ステップ5】計画届対象の研修についてキャリア形成助成金の支給申請
※「人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)」についての詳細はこちらからご確認ください(厚生労働省ホームページ)

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