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富山・岐阜・福島で「建設業におけるハラスメント対策セミナー」!

※写真は6月にいった富山のものです

先日、富山・岐阜・福島の各地で「建設業におけるハラスメント対策セミナー」の講師を務めさせていただきました。

本セミナーは、建設業の安全大会でご依頼をいただくことが多く、「安全な職場づくり」の一環として、ハラスメントに対する理解と知識の共有を目的に開催されています。

日頃から顧問先企業様からの労務相談に対応していますが、ハラスメントのご相談をお受けしていて一貫して共通していると感じることがあります。

それは「ハラスメントの多くは、行為者が無自覚である」ということです。

たとえば、「よかれと思って言った一言」や「これくらいは常識」と思って発した言葉が、受け取る側にとっては傷つく言動、つまりハラスメントと受け取られてしまうことが非常に多いのです。。

だからこそ、まずは「どのような言動がハラスメントに該当するのか」という知識を全員で共有し、それぞれが自覚的に言動をコントロールすることで、予防につなげていくということを本セミナーでお伝えすることを目的としています。

なお、建設業には、他の業界とは異なる構造的な背景があり、それがハラスメントを助長する要因となることがあります。具体的には次のような特徴があります。

①職場の環境問題
現場での指揮命令系統が厳格であるため、また、安全管理に厳しくなるため、どうしてもパワーハラスメントが生まれやすい土壌があります。  また、短期プロジェクトが多く、メンバーが頻繁に入れ替わるため、信頼関係が築きにくいという特徴もあります。

②文化と慣習
最近では女性が活躍する職場つくりにも業界を挙げて力を入れておりますが、まだまだ職人気質や「男性社会」の文化が根強く残っており、「仕事ができて当たり前」という風潮が、精神的・身体的な負担へつながることもあります。

③性別による偏見
女性技術者が現場で軽視されたり、不適切な言動を受けたりすることがあり、それがセクハラや精神的負担の原因となるケースも見られます。

たとえば、ある現場でベテラン作業員が新入社員に対して、「仕事は背中を見て覚えるもの」と言い、挨拶にも返事をしないといった対応をしていた事例がありました。

これは、パワハラの6つの類型のひとつである「隔離・無視・仲間外し(人間関係からの切離し)」に該当する可能性があり、ハラスメントと捉えられるケースに該当します。

◆厚生労働省資料_Noパワハラ

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000189292.pdf

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なお、ハラスメントとコミュニケーションは密接に関わっています。

すべてではないにせよ、「何をどう言ったか」が、ハラスメントに該当するかどうかの大きな判断基準になることが多くあります。

だからこそ、日頃から「相手にどう伝わるか」を意識して、コミュニケーションの取り方を見直していくことが、ハラスメントの予防につながる第一歩となります。

本セミナーでは、過去の常識や価値観からくる「べき思考」についてご紹介させていただき、この「べき思考」を自覚してコントロールすることでハラスメント的な言動を予防する方法についてお話させていただきました。

また、威圧的な言動をとることで相手を変えるのではなく、相手を尊重しながら自分の主張を伝える「アサーティブコミュニケーション」の活用方法を、事例を使ってご紹介させていただきました。

正直、コミュニケーションは、トレーニングが必要ですので、最初はうまく相手に伝えることができないかもしれません・・・!

ですが、性格は変えられなくても、「思考」と「コミュニケーション」は意識的に変えることが可能です。

心理的安全性を保ち、誰もが安心して働ける建設現場を目指していくことが、ハラスメントの予防、組織文化、人材定着にもつながるのではないかと思います^^

 

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