こんにちは。社会保険労務士の吉川直子です。
私は仕事上、人材に関するご相談を日々お受けしていますが、ここ数年はお客様から法律上の問題だけではなく、人材に関する幅広いアドバイス全般を求められるようになってきていると感じます。最近では社員の価値観も多様化し、マニュアルやテクニックなども通用せず、社員1人1人に対する完全個別対応が求められてきており、「人」の問題は法律だけでは解決できないことのほうが圧倒的に多くなってきています。
法律に定められたルールを守ることは、もちろん最低限必要です。しかし、本当に大事なこととして、日々職場で交わす社員とのコミュニケーションが上げられます。つまり、これからは人材の問題には、「人事労務」と「人材育成」をセットで考え実践していくことが求められてきています。「会社を守ること」と「会社を発展させること」は車の両輪のように同時に行わなければならないのです。
そこで、当事務所では、採用から労使トラブル、就業規則、職場でのコミュニケーションまで、中小企業の人材活用について、「人事労務」と「人材育成」の両面からサポートさせていただいています。
人材の問題は複雑でデリケートな問題であり、かつ個別対応が求められるので、人材育成に真剣に取り組むことは簡単ではありません。しかし、今後労働力人口が減っていく中で、1人1人の人材を活用できるかどうかで、企業の今後の成長が左右されるといっても過言ではありません。中小企業では、まだまだ人材に対する時間とお金の投資は優先順位が低いのが現状ですが、結局、企業が成長していくためには、人材育成は避けては通れない問題なのです。もし、今後成長戦略を描いている企業であれば、いまこそ、「人事労務」と「人材育成」の両面に力をいれるタイミングなのではないでしょうか?
企業が成長するために、また社員と友好な関係を築くためにも、必要最低限の雇用ルールを守り、そのうえで社員を育成していくという考え方が必要です。当事務所がそのような職場作りのサポートができましたら幸いです。まずはお気軽にご相談ください。