メール無料相談
03-5944-9212
アクセス

Case study

目標が出てこない部下にどう対応するか?

ここ最近、チラホラと、部下との面談において、部下から具体的な目標が出てこなくて困っている、という管理職の方のお声をお聞きします。

例えば、新卒で入社後勤続2~3年目までの若手社員であれば、まだ具体的な未来を描くことができないケースも仕方がないかもしれません。

一方で、勤続5年以上の中堅社員になっても、相変わらず具体的な目標や将来のキャリアビジョンが出てこないというケースもあるようです^^;

こんなとき、面談をしている管理職からすると、「目標もキャリアビジョンも出てこないなんて、やる気がないのではないか?」と不安になるかもしれませんね…

実際にそのような管理職の方のお声をお聞きしています。

では、このような部下にはどのように対応したらよいのでしょうか?

まず、目標が出てこない=(イコール)やる気がない、というわけではない、ということを押さえておいてください。

特に、中長期的な目標を質問してみても、ピンと来ていない、すぐにイメージできない、というケースはよくあります。

普段考える機会がないことを突然聞かれても、すぐにぱっと答えが出ないものです。

やる気がないわけではなく、ただ単にこれまで考える機会がなかったからすぐに答えられないということです。

この場合は、繰り返し定期的に目標を聞いていくことで、少しずつ未来のイメージが見てくることも多くあります。

あきらめずに、定期的に質問していきましょう!

なお、中長期的な目標が出てこなくても、目先の短期的な目標は出てくるケースもよくあります。例えば、「〇〇ができるようになる」「●●にかかる時間を10分減らす」「顧客とのMTGを自分で回せるようになる」などです。

中長期的な目標が出てこなくても、短期的な目標を達成し積み上げていくことで、少しずつ目指していく方向性が見えてくることもあります。

一般的には、目標を定め、現状とのギャップを明確にし、そのギャップを埋めるための行動を明確化することで、目標達成をしやすくなるという考え方が浸透しています(コーチングもこの仕組みの1つですが)

しかしながら、人によっては、目標から逆算して考えることが苦手な方もいらっしゃいます。

このような方には、先に上げた積み上げ方式で、目先の課題を実践してもらうアプローチを試してみてください。

また、部下本人も、自分自身で目標が出てこないことに不安を感じているケースもよくあります。

さらには、目標が立てられない自分を責めてしまい、モチベーション低下にも影響してしまうこともあるようです。

したがって、決して目標が出てこないことを、責めないようにしてください。

実際に、ある従業員の方にこの話をしたところ、「自分は目標が立てられないことに自己嫌悪をしていたけど、積み上げ方式でやればいい、ということを聞いて、すごく納得し、そしてほっとしました」とおっしゃっていただいたことがあります^-^

1人1人やりやすいやり方は異なるものですので、コミュニケーションを通して、どのようなアプローチが有効なのか、試しながら部下の目標を引き出していきましょう^^

関連記事

最近の記事

  1. 建設業の労働時間を削減する方法_④意識改革

  2. 建設業の労働時間を削減する方法_③業務改善

  3. 建設業の労働時間を削減する方法_②生産性向上への取組み