
最近の日経新聞で取り上げられていた「株式会社オルツの粉飾決算」の件は、かなり衝撃的な内容ですね…^^;
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC08AML0Y5A800C2000000/
この件が最初に報じられたとき、まず第一に感じたのは「誰も気づかないまま上場することが、本当にあるのだろうか?」という点でした。
株式会社オルツは、会議録作成AIという先進的な技術を扱っていた企業ですが、実態のない架空売上が全体の8〜9割にも及んでいたといいます。その売上の中核には「循環取引」があり、広告宣伝費や研究開発費として支払われた資金が、広告代理店を経由し、販売パートナーを通じて自社に戻されるという手法が取られていたとのことでした。
実は、途中で監査法人が変更されており、前任の監査法人が循環取引のリスクを懸念していたことも、引き継がれていたそうです。
こうした不自然な流れに気づいていたプロがいたにも関わらず、そのまま上場審査を通過したという事実には、やはり何かが機能していなかったのではと感じざるを得ません…
実際に私が社外監査役を務めている企業の監査役会でも、この件は話題に上りました。
常勤監査役の方が、第三者報告書をまとめた資料を共有してくださったのですが(Kさんありがとうございます)、そのやり方や背景を知れば知るほど、そんなことがあるのか??と疑問ばかりが出てきます^^;
内部監査、監査役、証券会社の審査、そして上場審査——いくつものフィルターをくぐり抜けて企業は上場します。にも関わらず、こうした不正が見過ごされてしまったということは、改めて「目先の利益が優先される場面がまだまだあるのだ」と考えさせられました。
同時に、監査役としての役割と責任の重さを改めて深く実感させられました。
今回のオルツの件は、単なるイチ企業の不正にとどまらず、私たち監査役にとっても、組織全体におけるガバナンスの在り方を見直すきっかけになる出来事だったのではないか?と思います。
監査役として、自身の役割と責任を自覚し、今後も透明性と信頼性のある経営に向けて、しっかりと目を配っていきたいと思います。