新型コロナウイルス

新型コロナ無症状の場合、テレワーク勤務をさせられるのか?

引き続き新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されていますが、陽性と診断されるも無症状で体調に問題がない、というケースも多いようです。

それでは、このような場合、会社は無症状の陽性と診断された従業員を、テレワーク勤務させることが可能なのでしょうか。

結論から言うと、本人の体調に問題なく、勤務可能である場合に、テレワーク勤務をさせる事は可能です。

懸念されるのは、新型コロナウィルス陽性と診断された場合に、他者への感染を防止する目的により、都道府県知事より、感染症法第18条に基づき就業制限が課されるという問題があります。

具体的には、就業制限期間中は、飲食物に直接接触する業務および接客業その他の多数の者に接触する業務に従事することが禁止されます。

ただし、対人接触を伴わない自宅でのテレワーク勤務については、就業制限はかかりません。

とはいいつつも、陽性診断がなされているため、従業員本人も、いつ体調に変化があり体調悪化するかという不安もあることでしょう。

したがって、会社としては、あくまでも従業員本人の体調管理を第一にした上で、本人も体調に問題がなくテレワーク勤務することに同意した場合に、テレワーク勤務を指示する、という流れがよいでしょう。

もちろん、もし従業員の体調が悪化した場合などは、無理なく休みを取れるように配慮するという環境整備を行うことが大事です。

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