Seminar

「人事・労務管理講座(3日間)」を実施しました!

GW明けの3日間、中小企業大学校三条校様主催の「人事労務管理講座」の講師を担当させていただきました。

本講座はなんと今年で8年目なのですが、今年も製造業、建設業、IT企業等から12名の人事労務担当者の方にご参加をいただき、無事に終了することができました!

1日目・2日目の前半は、「講義」+「グループでの意見出し」を中心とし、2日目の後半・3日目は、事例をもとにした「グループディスカッション」+弊社オリジナルアセスメントによる「自社の労務管理の見直し」により、自社の課題の明確化及び課題解決のヒントをグループ内の他のメンバーにアドバイスをもらう…という流れで進めさせていただきました。

この講座の醍醐味は、やはり講師・参加者同士の双方向の場であるという点だと感じます…!

もちろん私自身が講師として、質問に答えたり、事例をご紹介することもありますが、それよりもグループディスカッションや自社の労務管理の見直しによるグループワークを通して、事例の共有や他社の人事労務担当者からアドバイスをもらえる場は、唯一無二の場であると感じます。

私からの講義では、いわゆる知識や制度面のお話をさせていただきますが、受講者の方からの「人手の確保が難しい中でオススメの人材採用方法があったら教えてほしい!」という切実な質問に対して、他の受講者の方から「当社ではこんな方法でやっているが効果があってお勧めです!」「このような方法がうまくいきました!」というありがたいシェアがあったり…

なお、やはりここ数年では「人手不足への対応」「人材確保への対応(定着)」を課題に上げる受講者の方が多くなってきていますね。

あわせて、こうした外部環境の変化により、労務トラブルへの対応も、少しずつ変化してきていると感じます。

例えば、「問題社員への対応」「メンタルヘルスで復職できない人の対応」「契約社員の契約期間満了」に対する事例を元にディスカッションを行いますが、人手不足の影響から、必ずしも「トラブルなく退職」が選択肢ではなくなっているということも感じます。

それこそ、契約変更(正社員→パート等)しても、人手の確保を優先する等の対応策も実務的には必要であり、社会保険労務士が法的な視点で行うアドバイス以外の実務的な部分(社内調整、外部との調整、マニュアル作成、業務改善、実態把握、コミュニケーション、管理職へのマネジメント等など)も非常に大事ですね。

毎年本講座を担当させていただくことで、私自身も、最近の人事労務の課題や外部環境などを改めて実感させていただくことができ、本当にありがたく、気づきと学びの場になっていること、とても感謝しています^^

お忙しい中ご参加いただいた皆様、中小企業大学校三条校様、このたびは貴重な機会をいただきありがとうございました!

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